新年、明けましておめでとうございます。
皆さまにおかれましては、つつがなく新しい年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
年末年始の休暇中に出勤または出張していただいた方は、本当にお疲れ様でした。
昨年は、イギリスのEU離脱決定、アメリカのトランプ大統領誕生など政治変動が相次ぎ、世界経済の先行きは一段と不透明感が強まっています。また、世界各地でテロが発生し、日本の周辺でも北朝鮮の核実験やミサイル発射、中国の海洋進出などと軍事的な緊張感も高まってきております。このような世界情勢の中、今後、日本は世界における政治的、経済的、軍事的に重要な役割を担っていくことになりそうです。
一方で、日本経済は個人消費や設備投資の停滞などにより低成長が続いておりますが、親会社のセメント業界では、今後、オリンピック関連工事や災害復旧工事などによる需要が出始めるだろうとの明るい話題もあります。
現在、来年度からの中期経営計画を策定しています。当社は過去に累積赤字のため全く採用ができなかった時期がありアンバランスな社員年齢構成になっており、重ねて今後定年退職者が増えてくるということで、将来の人材不足が目に見えております。また、建設業に必要な監理技術者も不足してきます。この中計期間は、『将来に向けての基盤整備を行なう』ことを基本方針として、人材確保と人材育成を中心に取り組みます。親会社の仕事を最優先にしながらも、外部工事は利益率の高いリピート率の高いシステム関連に的を絞って営業していきます。
ここ数年は正念場です。皆さん一人ひとりがますます実力を付けていただき、全社員が心を一つにしてベクトルを集中してください。そして、新しく入社される新人や若手社員に対する教育も皆で協力して取り組みましょう。また、業務を進めながらも既存の仕事の延長線上に『新商品』や『新規事業』となるものがないかということを常に模索していきましょう。
最後に、社員の皆さんやご家族の皆さんが今年も健やかに過ごされます事を祈念して、年頭のご挨拶とさせていただきます。
記:代表取締役社長 水長一彦